こんにちは。ファイナンシャルプランナーの篠田夏穂里です。
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい続け、今や私たちの生活はすっかり様変わりしてしまいました。
テレビやネットでも報道が絶えない新型コロナウイルスですが、消費動向にも大きな影響を与えています。こうした状況の中、私たちはお金とどう向きあえばいいのか、そういった不安を解消するために身につけておきたいのが「金融リテラシー」です。
(金融リテラシーとは、金融に関する知識や情報を正しく理解し、自らが主体的に判断することのできる能力のことです。)
社会人として経済的に自立し、より良い暮らしを送っていく上で欠かせない生活スキルで、ファイナンシャルリテラシーとも言います。
欧米諸国に比べて日本人は金融リテラシーが低いってご存知でしたか?
金融広報中央委員会が公表した「金融リテラシー調査 2019年」によると、金融教育の経験がある(もしくは、受けたと認識がある)日本人は全体(※全国の18歳~79歳の個人2万5,000人を対象)の7.2%で、アメリカの21%と比べるとはるかに低い結果でした。
この調査は、「金融知識・判断力」「行動特性・考え方等」について問題が出され、回答の正誤率や、そこからわかる経済行動を割り出したものです。
この調査の結果から、金利の理解や金融商品の選び方、資産運用に対する意識など、本来私たちが知っておかなければならないお金の知識が欠けていることがわかりました。
更に、アメリカ・イギリス・ドイツ・フランスと比べて、日本の金融リテラシーは最も低いことがわかりました。
あなたはお金に関する知識をちゃんと持っていますか?
お金のことをちゃんと知っているだけで、損を防ぐ事もできるかもしれません。
今回は「あなたはどれくらい金融リテラシーがあるかのチェック」をお届けします♪では早速チェックしてみましょう!
金融リテラシーを判定するための質問「BIG 5」 Q1. 100万円を年利2%の利息が付く預金口座に預け入れました。預金を引き出さない場合、5年後には口座残高はいくらになっているでしょうか?(税金は考慮しない) ① 110万円より多い ②ちょうど110万円 ③110万円より少ない Q2. 預金の利息が年1%で、インフレ率が年2%だとする。1年後、その口座のお金で買えるものは増えるか、変わらないか、減るか? Q3. 「一つの企業の株式を購入することは、投資信託を買うより一般に安全性が高い」──この主張は正しいか、間違っているか? Q4. 住宅ローンを組む場合、返済期間が15年の場合と、30年の場合を比較すると、通常、15年の方が月々の支払額は多くなるが、支払う利息の総額は少なくなる。──この主張は正しいか、間違っているか? Q5. 金利が上昇したとき、債券の価格はどう変動するか? ① 上がる ②下がる ③変わらない |
さて、いかがでしょう。全て答えられましたか?
結構難しい質問だったかもしれませんね・・。逆にこの5つの問いにすべて正解できれば、あなたは金融リテラシー理解度で上位25%に入ることができます!プロレベル!!!
では答え合わせをしてみましょう。
■「BIG 5」解答 Q1:①110万より多い(正確には1,104,080円) 100万円×1.02の5乗ですね。 Q2:減る。 100万円を年利1%で預けると101万円になるけど、2%のインフレで100万円のものが102万円に上がっているから、買えないですよね。 Q3:間違い。 一般的には株よりも投資信託の方が安全性が高いと言われています。1つの株銘柄数よりもいくつかの銘柄が組み合わさった投資信託の方がリスク分散できている、という考え方ですね。もちろん、実際にはモノによります。 Q4:正しい。 返済期間を短縮している分、15年ローンの方が月の返済額は高いです。(早く返そうとしているので、当たり前ですね) そして金利に関しては、借りている期間が長いほど利息が膨れあがるので、15年の方が利息の総額は少なくなります。 Q5:下がる。 金利と債券の動きは逆!と覚えるといいと思います。 |
皆さんは何問正解できましたか?
「日本人は金融リテラシーが低いから投資しない」とも言われています。でも、上記テストの正答率をアメリカと比較すると、日本のほうが低いことは確かですが、大きな差ではないことが分かります。
全問 正解率 | Q① 複利 | Q② インフレ | Q③ 分散投資 | Q④ 住宅ローン | Q⑤ 債券価格 | |
日本 | 47% | 44% | 55% | 47% | 70% | 24% |
アメリカ | 53% | 75% | 59% | 46% | 75% | 28% |
では問題にすべて正解ができなかった方はどのようにして金融リテラシーを高めていけば良いのか?
答えは簡単です。
「正しい知識を身につける!」です。マネーに関連の書籍や、セミナー、オンライン講座の類はたくさんあります。それを利用すればいいのです。
さまざまな調査によると金融セミナーの参加者は、
・金融に関しての行動
・投資成績
・資金計画
の3つが良好である確率が明らかに高いという結果が出ているそうです!
デザインライフサロンでも基本から学べる講座を開催しています。ぜひ、一緒に金融リテラシーを高めてみませんか?
まずは、お気軽にご相談下さい。
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